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2022.05.24

お知らせ

viviON

viviONグループ、グループ再編後の第1期は『DLsite comipo』をはじめとした各新規事業が堅調に推移。グループ全体の総売上高は前年度250億円から354億円に。

株式会社viviONは、20214月にリリースした『DLsite comipo』や、viviONグループ(株式会社viviON、株式会社エイシス、株式会社forcs、株式会社zowieQ、株式会社トライシス)の各新規事業が堅調に推移、既存のサービスも大きく成長し、結果、再編前のエイシスグループと比較して、グループの総売上高は250億円から354億円と成長したことをお知らせいたします。

viviONグループでは、各社が二次元コンテンツに関する、販売プラットフォームサービス事業やコンテンツ制作・販売事業などを行っております。2021年度は新規事業に力を入れ、comic(コミック)pop()の要素を併せ持つ電子コミックストア『DLsite comipo』を始めとした新規サービスが堅調に推移。また、『DLsite』などの既存のサービスも大きく成長し、グループ全体を通して805万のユーザー、6.5万のクリエイターの皆様にご利用をいただいております。60万に及ぶ作品を取り扱うようになり、グループの総売上高は354億円となりました。

 

・comic(コミック)pop()の要素を併せ持つ電子コミックストア『DLsite comipo』が堅調

コロナ禍においても大きな成長を続けている電子書籍市場は、前年比18.6%増の4662億円、電子コミックは前年比20.3%増の4114億円といわれています(1)

viviON
は電子書籍の分野において、グループで培ってきたEC運営と「音」コンテンツのノウハウを活かし、電子コミックに音の要素を加えた独自の作品「ボイスコミック」の配信・販売をDLsite comipoにて通常の電子コミックと共に提供しています。
「ボイスコミック」はページをめくることで、コミックのシーンにそったセリフや効果音、BGMなどが再生され、通常の電子コミックでは得られない没入感や臨場感を読者に提供します。
「目で読むだけでなく耳で聴いて楽しむ」という今までのイメージを覆すマンガ体験をご提供し、他社サービスとの差別化を行っています。

さらに、202110月にKADOKAWA2022年3月に講談社と、大手出版社作品のお取り扱いを開始し、ラインナップを日々拡充しています。

 

二次元コンテンツのダウンロード販売サービス『DLsite』引き続き好調

グループ内でも大きな売上、収益を担う二次元コンテンツのダウンロード販売サービス『DLsite(株式会社エイシス)は、2021年度も好調に推移し売上高は24年連続で成長。
海外ユーザーの購入も成長し、漫画、ゲーム、音声などの各作品形式は全て前年度の売上高を上回る結果となりました。

 成長を牽引した要素の一つとして、近年メディアでも紹介され注目を集めている「ASMR」やその要素を盛り込んだボイスドラマ、シチュエーションボイス分野での成功があげられます。
年間110万を超えるユーザーが音声・ASMR作品をDLsiteにおいて購入・視聴し、同分野の総売上高は約85億円となりました。

従来から好評を博してきた個人のクリエイターが手掛ける作品群だけでなく、出版社様による作品やIPを活用した作品、地上波アニメに出演されている著名声優の出演作品、多くのフォロワーに支持されるVTuberの作品など、話題性の高い作品の誘致により、新たなユーザー獲得につながったと分析しています。

 

21年度viviONグループの主なトピックス

21年度は積極的に事業を拡大し、これまで以上にユーザー、クリエイターの為に新たな挑戦もしてまいりました。

 

イラストレーター応援プラットフォーム『GENSEKI』を事業譲受

GENSEKI』、『約ネバ』の出水ぽすかが公式サポーターに

GENSEKI』、様々なイラストコンテストを開催

クリエイター応援の観点からイラストレーター特化の『GENSEKI』を事業譲受。運用にあたり著名イラストレーターをサポーターに迎え、さらに様々な企業・アーティストなどとのイラストコンテストを複数開催!

 

『全力で、愛していいかな』などヒット作を制作

ご好評をいただいた『全力で、愛していいかな』 (著:さんずい尺)は、電子コミックサービス各社が主催する企画において賞を獲得。

 

WEBTOONスタジオを設立

これまでに培ってきたデジタルコンテンツの販売及び制作のノウハウを活かし、マンガの制作、プロデュース、パブリッシング、販売といった要素を一気通貫で手掛けるWEBTOONスタジオを設立。

 

日本のマンガを翻訳して世界中に届ける 新サービス「みんなで翻訳」

登録すればだれでも漫画のセリフの翻訳・加工ができるサービス。翻訳漫画の売上はクリエイターと翻訳者の双方に売上が分配されるので、海外ユーザーだけでなく、クリエイターにも翻訳者にも優しいサービス。テレビでも紹介され、日々翻訳者が増加。

 

viviONグループの今後について

viviONグループでは二次元コンテンツ業界の更なる発展に寄与するとともに、世界中のユーザーとクリエイターが楽しみながら幸せに生きていける社会の実現を目指して業務に取り組んでおります。

今年度の第1弾として、20224月にリリースした“聴いて楽しむ新感覚マンガアプリ『comipo』を正式にリリースいたしました。ボイスコミックをさらに充実させ、アプリにて新たなエンタメ体験を提供いたします。さらに、海外ユーザーへは『みんなで翻訳』を活用し、よりジャパンカルチャーを楽しんでいただけるよう翻訳作品の拡充を行ってまいります。

そして5月から募集を開始した『comipo歌漫画大賞』や、コンテストプラットフォームサービス『GENSEKI』にてクリエイター向けのコンテストを実施し、よりクリエイターが活躍できる場を急増させるべく業務に取り組んでまいります。

viviON グループは、ユーザーとクリエイターのためさらに邁進してまいります。

 

 

 

1 公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所 https://hon.jp/news/1.0/0/32230